コロナショック
コロナショックで世間は騒がしいですね。為替も大荒れ。株価も先日まで下落が続いており、ひやひやしている人も多かったのではないでしょうか。私も初心者ながらFXの世界に身を置いている一人ですが、先日、ついに派手に狩られてしまいました。そう、初のロスカットを食らったのです。これにより運用資金としてぶっこんでいた資金の約40%を溶かしました。
FXを始めて1年半程経ちますが、始めた当初にいきなり約30%の資産を失いました。そこから大きく損はしないものの利益を上げることもできず一定のラインをうろうろ。2019年の後半から何となく調子が上向く感覚を覚え、2020年の2月、とある本に出会い、手ごたえを掴みます。僅かながらコンスタントに利益を出すことに成功。当初資金との比較でいうと、約8割まで戻すことに成功します。そして、これからだと調子に乗った矢先・・・これです。
希望的観測
今後、市場的にはドル高かなぁ~って。数か月は上目線かとドル円ロングを当てたところでした。ついでユーロドルもショートいけるかなぁって。欲望にまみれた私は軽い気持ちでポジションを持ちます。その直後、完全に裏切られ、思惑と逆方向へどんどん動くチャート。だがしかし、日本のおざなりなコロナ対策や、日銀、FRBなどによる大規模な金融施策の雰囲気もあり、もう一度ドル高になるはずだと・・・。世の中の懸命かつ経験豊富な投資家たちは、そのような希望にはドライだったようです(AIかもしれんけど)。「現実」を敏感に捉え爆益をあげたトレーダーもいたことでしょう。すでにコロナの影響が出ている時期でしたし、完全に油断ですね。自分にはまだ、もう少し遠い世界の話、くらいの感覚しか持っていませんでした💦
初のロスカット
ロスカットをくらう直前、チャートのさげさげにより気分もさげさげで身も心もトゲトゲしくなってきたころ、ちょうどよく同僚に声をかけられ、気分転換に社外で昼食をとることに。とあるお店に入り、チャートみたい気持ちを抑えて、注文のメニュー表に目を落とします。同僚との他愛もない会話もどこか上の空(だったと思われる)の私。全然気分転換できていない私。
注文を終えてしばらくしたとき、スーツの胸ポケットに嫌な振動を感じます。あ~、やっぱりきたね。そっと携帯を取り出し、取引画面へ。ポジション状況を示す欄には何も表示がありません・・・・。その意図するところは、ポジションが解消されているということ。ついさっきまで、損益が膨らんでいた状況なので結果はあきらかです。その後は、同僚との会話も食事の味もぼんやりとしか覚えていません・・・・。
再起を決意するも・・・
数日ショックを引きずりましたが、まぁ、しかし誰でも一度は通る道だろうと気持ちを切り替えます。幸いにも初期投資額もそこまで大きくはなく、余剰の範囲なので、生活に影響はありません。ということで、気を取り直して、残金を元手に再起を図ります。相場は荒れていますが、これまでに得た気付きを元に、まあまあの取引を続けること数日。この流れを継続できれば当初の損失を取り戻すことはもとより、大きく稼げるはずだ!
またしても「欲望」がチラチラ。そして・・・・二度目のドカン。ボラが大きいだけに一瞬で足元をすくわれます。リスク管理の甘さがもろにでました。株価が下がりまくると、リスクオフとは違う動きをするのですね。※この記事を書いているころにはすでにドル高が一気に進んでいる最中で、キャッシュが一番とドル買いが進んでいるとのうわさも。
結果がすべて
確かにこの時期の為替市場は荒れまくりで、各国金融機関の金融緩和やなんやかんかで値動きは激しいわ、よくわからんチャートになるわで自分が身を置くステージとしてはちょっとレベルが高すぎる感じがしました。でも、そこにいたのだから、仕方ありません。ポジションメイク、利確、損切その結果の責任は全て自分です。
自分の考え通りに相場が動くことは多くありません。予想と全然違ってもそれが現実で、真実なのです。損失が膨らみ始めたとき、ソッコーで損切できなければこの世界では遅かれ早かれ退場です。
FXを始める動機として、多くの人は利益を上げたいという思いが強いでしょうが、いかにリスクの少ない取引ができるか、つまり、利益を上げたことを喜ぶより、損失が出たときにどれだけ最小に留めることができたかを喜ぶべきなのかもしれません。ここに主眼をおいてトレードしないといつかは足元をすくわれます。今回のように。
有事の際、まずは現状把握(①)、次にいかにリスクを最小に留めるか(②)、その後に復旧に注力する(③)、これが大事かなぁと。とくに①②は迅速に。
今、私はFXの世界で生き残れるか、はたまた退場するかの瀬戸際に立っているような気がします。このまま資金を減らし続けた場合、取引を続けることができなくなるまでお金を失うか、もしくは、途中でバカらしくなり、興味が失せ、退場となるかのいずれかでしょう。ですがその逆もしかり。ここで得た気付きを今後に生かすことができれば、将来違う世界を見ることができるかもしれません。
ひん死ではありますが、まだ生き残っている私。真摯に向き合うことを心掛けて、今しばらくこの世界にいたいと思っています。まずは退場しないこと。応援してぇ~・・・。皆さまともに頑張りましょう。
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